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【2025/07/05 18:48 】 |
シールドに関する一考察
どうも!ナカムラです!

今回は、珍しくマジメに楽器にまつわるお話しです!!

楽器って言っても、ギターとアンプをつなぐコード「シールド」のお話しです!!

何かの、誰かの役に立てばいいなと実験結果を記します!!



いきさつ

ギターを触るようになって、自分のギターの音にこだわるようになりまして!
ギターというよりは、ギターを鳴らし、アンプのスピーカーから出た音をいい音、つまり自分にとって聴覚上気持ちいい、もしくは自分が必要とする音が出るように工夫するようになったわけです!
たくさんの機材を試してみて、一番劇的に音が変わるのは当然ギター本体、次いでアンプ(今回、スピーカーはヘッドと一体として簡略に済ます)ということがわかりました!
自分にとって理想の音環境を作るための条件はそろったわけです!
そう思った時、ただ漠然と選んだシールドに疑問を感じたんすね!
唯一、音を相対的に聴き比べず、絶対的条件(長さ・値段・ブランド等)で選んだきたシールド!
シールドといえば、楽器界でもオーディオ界でも音の変化を認められている立派な機材す!
でも、楽器本体やアンプと違って、店頭で実際に音を比較することができない機材でもあるんす!
線材を変えるということは、構成物質が変わるので、当然音も変わって然るべきだとは思ってたんす!
ただ、それは聴覚的に捉えられる程の変化なのかどうか!
調べてみると、シールド線がメートル単位で安く購入でき、プラグを半田で接続することで簡単に自作できることがわかったんす!
これは試してみなければ!!ってわけです!
今回はエフェクターやプラグや半田などの音質変化はないものとして考えます!

シールドについて
シールドは、シールド線・半田・プラグの3点で構成されてます!
シールド線は、実際に音を伝達する線と、アースをとりノイズを除去する線と、それを覆う皮膜等で構成されてます!
具体的な線の材質や作りが違う為、音や耐久性や取り回しの性能がかわります!
ちなみにシールドとは、芯線のノイズを除去する構造になっている(シールドされている)ことがその名の由来す!
今回は条件を揃えるために、半田はKESTER社の44を30Wの電気ゴテで溶かし、Switch Craft社のプラグに接続することとします!
ただし、製品化された市販のシールドも加えて比較するので、若干条件がずれる部分もあります!

使用機材
ギター:FUJIGEN製のテレキャスターモデル。ボディはアッシュ、ネックはメイプル。PUはLINDY FRALINのBLUES SPECIALⅢ搭載。いわゆるテレの音が出ます!
アンプ:FenderUSA製のHotRodDX Tweed(45W)。MarshallのJCM2000と比べると、音がより中域よりで拡散する、ブワッと音が広がって出音するイメージす!今回は音を確認するため、結構近所迷惑な位でかい音をクリーンで鳴らしました!


以上を条件として、複数のシールドを比較してみました!
比較したシールドは、CANARE型番不明、Proco Gurdian Cable、FUJIGENでもらった型番不明、Belden8412、Belden9395、MOGAMI2524の6点す!
基本とするシールドを、日本で一番売れているだろうCANAREにして、時間をあけずとっかえひっかえして音を比較しました!


CANARE型番不明
1000円位/3m(既製品)
恐らく、多くの人が最初に購入しているだろうシールド。
とりあえずこのシールドを基準にする。
値段が安く、比較的取り回しも楽なのが普及の理由か。

Proco Gurdian Cable
9800円位/3m(既製品)
初めて買った高いシールド。
全体的に存在感が増す。音は中域が強調される。
悪く言えば輪郭が少し薄れ、ボンっとした音という印象。
作りはしっかりしていて、購入から10年以上メインで使用してるが断線していない。

FUJIGENでもらった型番不明
0円/3m(既製品)
ギターにおまけでついていたシールドで詳細不明。
若干高域が強いか。インパクトの薄い音。
線材が柔らかすぎて、逆に扱いづらい一品。
使用してないため、耐久性は不明。

Belden8412

700円/1m
今回試した中で、唯一指向性のあるシールド。
お店で見る既製品は3m10000円位で高い。
全体的にだいぶ音の厚みが増す。
特に低域・中域がぐっと前にでる感じ。
悪く言えば高域をキャラーンとしたい場合は不向き。
作りは非常に剛健で、耐久性にも優れていると思われる。値段だけある。

Belden9395
480円/1m
8412程ではないけど、よく見るシールド。
たしかシマムラかどっかの自社ブランドで使用されていたはず。
とにかく高音がきれいに出る。
厚みはさほどないものの、輪郭がはっきりして、倍音が多く出ていると思われる。きらびやか。
今回一番気に入る音を出したシールド。
作りも値段も満足で充分。

MOGAMI2524
230円/1m
噂ではCustom Audio Japanの製品の中身。
出音は若干輪郭がはっきりする感じ。
低域が強いタイプではないので、どちらかと言うと中高域が強く感じる。
印象としては可もなく不可もなく、といったところ。インパクトがあまりない。
やわらかい線材で、とりまわしは楽チン。


総評

やはり、シールドを変えると音は変わったす!
ただしこれは、環境を整え、瞬時に差し替えをすることによって相対的に違いがわかったもんですね!
実際のところ、録音時ならまだしも、ライブハウスで演奏する時に出音に絶対的な変化を感じるかと言えば微妙な気もします!
ハコによってアンプの球のヘタリ具合やハコの吸音性や反射性が違う為、意図した変化を感じられない可能性も高いす!
それならアンプのつまみをいじるほうが簡単でわかりやすいとかも!
ただし、ライブハウスの巨大なスピーカーで音を出せばちょっとは変化もあるのかもしれないす!
精神的な満足のため、ちょっとこだわってみるのもいいかと思います!
ちなみに実際使用しているのはProco&8412の組み合わせす!
9395の方が好みではあるものの、Marchallで鳴らすには高域が強すぎるためモコっとした組み合わせを選んだす!
もしストラトを使う場合は、Proco&9395を選ぶと思われます!
ちなみにパッチケーブルは全て9395を使用してます!

結局のところ、エレキギターを鳴らして音が耳に届くまで、たくさんの外的影響を受けるので、自分の使用機材でトータルコーディネートしないとだめですね!
一番肝心なのは、自分の理想の音をイメージすることすね!
機材を操り、その音に近づけていくわけです!
逆順だと収集がつかなくなるっすからね!!
音の追求っておもしろい!!

余談ですが、プラグを変えると音が変わるというのも検証すべく、廉価版のプラグとSwitchCraftプラグでシールドを作って比較してみましたが、聴覚上何の変化も感じられなかったす!耐久性は後者の方が圧倒的に高そうですが!


ちょっとマジメな話しをするとドキドキしますね!!

じゃあまた来週!!

ナカムラ

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【2011/11/07 16:27 】 | G&Cho:ナカムラ | コメント(4) | トラックバック()
<<THE LADY is dead. | ホーム | ノーズ・ボーン・クラッシュ>>
コメント
無題
おもろいなー!
刺激受けるね。次回も実験、期待してます!
【2011/11/08 03:32】| | トニー #294e2b38c6 [ 編集 ]


無題
でもまぁ耳て人それぞれなので、自分で試すのが一番よ!
経験て重要!
【2011/11/13 15:10】| | ナカムラ #4d97c0127a [ 編集 ]


お〜♪
久々に覗いてみたらむっちゃおもしろい事書いてるやん!超おもしれ〜!!って感じで一気に読んでしまった。いや〜善きかな善きかな☆
【2011/11/19 01:08】| | GuitaMutts #53daa769bc [ 編集 ]


無題
いやーどうもどうも!
ギタリストホイホイですな!
まだいくつか機材研究の引き出しがあるので、ちらちら小出しにしていきMutts!!
【2011/11/20 17:46】| | メカムラ #4d97c0126e [ 編集 ]


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