ども。ナカムラです。
久々にライブをやるとなると色々準備があります。
ライブのことはもちろん、演奏するにあたって色々と。
今回は楽器のメンテナンス。
スタジオでしこしこ練習する分には見逃してるけど
ライブという晴れ舞台に立つには見逃せないエラーというもんがあるのです。
例えばギターのチューニングをしっかりしてみたり、
弾きやすいように色々な箇所をいじります。
でも前記の通りテレキャスター君は出向中なので今回はパス。
パスしてちゃだめだけど、渾身のパス。
今回調整を必要としてるのは、エフェクターです。
ここに写ってるのがエフェクターたちです。
ギター弾く人の足元に、しばしば転がってます。
エフェクターというと、ギターからアンプの間につなぐ物で、
音をキャラーンからジョリーンに変えたり、リバーブかけたり、
音色を変える用途のものが主です。
と書いたものの、今回メンテするのは、スイッチャーと呼ばれるもので
んー説明が難しいけど、線路の切り替え部分のように
ギターも音の通過点を変えたりするのです。
ここではAルートの音が欲しいけど、ここではBルートにしよう。とか。
そんな時にスイッチャーというのを踏んでルートを切り替えるわけです。
写真の中の#649と書いてあるのがスイッチャーです。
上や横から色々黒いコードが出てますが、まぁ簡単に言えばこれが線路。
上にいくか、横に行くかをスイッチ踏んで切り替えるのです。
ちなみに中身はこんな感じ。
電子部品こそ、ほとんどないものの、
ほっそりした線や細かい端子がいくつもあります。
そんなこいつのメンテナンスをば。
何が悪いかって、踏んでも切り替わらない、踏んでも音がでない。
スイッチャーとしては致命的な欠陥なのです。
ライブの時に音が出ないとつまんないので、これを改善しました。
元々自分で作った物で、構造や弱点はだいたいつかめてるため
何が原因のエラーかもだいたい検討がつくのです。これは楽。
今回の場合は、スイッチに埃やなんかが詰まって接触不良を起こしてるのです。
これを直すには接点復活剤という、エラー箇所に注入するだけで
接点不良を解決してくれる魔法の薬をスイッチにふりかけて、
神に頼みこむのが得策です。
本当はスイッチを交換すれば一番いいわけですが、
これを作る際に何も考えずにビンテージ線を使ってしまったのです。
ビンテージ線は、まぁ名前の通り古臭い線です。
古臭くて耐久性がないので、うかつに動かすとポッキリいきます。
ポッキリいくと、その周囲の配線もやり直しで、
おそらく全配線やり直しになる予感がそこはかとなく漂います。
それはめんどくさい。だめだけどめんどくさい。
なので今回は接点復活剤様に頼ります。
小さなくせに800円もする復活剤様。
銀色ボディのニクイやつ。
100mlで800円てのは大したもんです。
これを惜しげもなく注入。大人注入。
説明書には、ちょっとでいいよ、と書いてあるけど大量導入。
スイッチを踏み倒し、そしてふき取り。
いともあっさりスイッチャーはその機能を取り戻したのでした。
50%くらい。
人生そんなもんですよ。50%取り戻せれば上出来さ。
もう50%は直らないようなので、本格的にスイッチ交換しないとだめなようです。
てことは結果的に全配線やり直しということに・・・。
写真を見てもらえれば雰囲気つかめるかと思いますが、
スイッチャーというのは構造的にめんどくさい部類に入ります。
なのでもうちょっとだけ50%で支えてもらうことにします><
ハンダの煙を吸う欲求が最高潮の際には何とかします故><
その際はもっと故障時のことを考えた組み込みをします故><
かしこ><
ナカムラ><
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