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そもそも、エレキギターを始めたきっかけはX-JAPANだった。
X-JAPANというかX-JAPANを弾く純士だった。 純士は高校時代から仲いい奴で、自分の周りで唯一エレキを弾く奴だった。 正確に言えば、仲いい友達のうち唯一エレキを弾いていた奴だった。 俺はというと、アコギをチャラリーンとつまびく程度で 音楽は聴くもんさー、と割り切っていた。 あるとき、純士の家に泊まりに行った。 純士は姫路でも割りと田舎の方、しかも離れ的な家屋に住んでいた。 ダラダラしゃべったりしていると、ふと思い立ったかの様にギターを弾き始めた。 バックにX-JAPANをかけながら。 田舎(畑に囲まれ隣の家まで数百メートル)なのもあり爆音。 ギター、バックともに爆音、かつ上半身裸。 ナカムラ少年、それまでX-JAPANに対して、いいイメージがなかった。 たまにテレビでみる「クレナイダー!!」のイメージしかなかった。 しかし、しかし違う。否! X-JAPANは案外メロディーのよい曲を書き、なおかつエレキギターはかっこいい! そう感じたのがその夜だった。 ぼーっとしてるとエレキを弾くやつに物凄くおいてかれる。 色んな部分で遅れをとり、後年涙を呑むであろうことは必至。 純士の弾くSilent Jealousyを聴きながら、俺もエレキ買おうと思った。 2日後、それまで貯めた貯金を全額おろし楽器屋へ向かった。 この、思いつきから行動に移るまでの早さには賛辞を送りたい。 割と薄く広く趣味を持ってる俺にしては、奮発したもんだ。 当時は釣りやスケボーなんかも無難にこなしてた記憶がある。 いや、よく考えたらそれは中学時代の話だったような気もする。 あいまいな記憶なもんで、まぁどうでもいいか。 そんなこんなで楽器屋へ。 必死に集めた情報。純士や雑誌や他の友人からの情報。 当時はインターネットもまだ未発達で、俺も未発達だった。 一生懸命集めた情報の全てといえば ・フェルナンデスのギターは、そこそこの値段でまぁモノもそこそこ ・アンプはマーシャルのちっこいのがいい ・音を色々出したいならエフェクター、そしてマルチはお得 こんなもんだった。 楽器屋へ行き、ロンゲの兄ちゃんにその旨を伝える。 たしかカタチはとんがった感じのがいいと伝えた記憶がある。 未だに忘れられないのは、兄ちゃんの「アームはどうしますか?」の質問に 「黒いやつで!」と答えたこと。おそらくネックと勘違いしたのだろう。 今思い出してもふとんに頭を突っ込んで叫びたくなる。 そんなこんなで無事楽器を購入。 フェルナンデスのギター、ちっこいマーシャル、コルグのマルチエフェクター。 総額7万ちょいくらいだったか。 今なら7万あるなら、もうちょいいいギター買えよと思うが、まぁしょうがない。 当時の俺は7万で大きな夢と希望を買ったのだ。 夢や希望と書くと、大げさな・・・と思われるかもしれないが 当時の俺は本当にそんな感じだったはず。 それくらいX-JAPANや純士は輝いて見えたのだ。 そこからはエレキギターに一辺倒。 学校もさぼりさぼり練習した。ひたすらX-JAPAN。ひたすらSilent Jealousy。 たまに他の曲もやったような気はするけど、基本Silent Jealousy1本。 純士がhideパートをやってたので、俺はPATAパート。 俗にいうバッキング、地味な方だ。 基本16分オルタネイトでのミュートバッキング。地味だ。 地味だけど速くてジョッジョッいうからかっこいい。 ソロなんかはハモる部分もあり、そこはかとなくおいしい。 どれくらい練習したかというと2年くらいはずっとした。 もちろん途中で違う曲をはさんだりはしたけど、メインはこれ。 それくらいヘタで、それくらい難しく、それくらい楽しかった。 その後、バイトをして念願の2本目、WashburnのN-4、ヌーノ・ベッテンコートモデルを買った。 立派な部品がつき、立派な木が使ってあり、立派な値段がした。 初心者でもフェルナンデスとそれの音の密度の差は感じられた。 だが、残念なことに弾きやすいのはフェルナンデスだった。 慣れなのか、偶然マッチしたのかはわからないけどフェルナンデスだった。 結果論からいけば、今10数本ギターを持ってみて、 やはり一番弾きやすいのはフェルナンデスかもしれない。 テレやアイバニーズも弾きやすいが、彼には叶わない。気がする。 肝心のフェルは、友達に貸し出して確かめることができないのだ。 何らかの趣味を持ってる人は「もし○○をやってなかったら、俺はなにを趣味にしてんだろう」と考えることがあると思う。 俺もある。何度もある。1人で考えることもあれば、 話しの流れでそんなテーマが打ち出されることもある。 何をするかはわかんないけど、とりあえずギターをやるのは必然だろう。 例え純士がいなくても、どこかでギターに魅了されてたことだろう。 結局そんなもんなのだと最近は思ってる。 ある意味、諦めの境地かもしれない。 もちろんそれは苦しいことでも悔やむべきことでもないけども。 最近さっぱり芳しくないX-JAPAN。 でもいいのです。X-JAPANはそれでいいのです。 昔のようにすごく興奮することはないけども、 ライブを観て鳥肌するくらいは好きだ。 間違いなく俺のルーツはそこにある。 その後、パンクを通り、HR/HMを通り、POPSに帰り、R&Rに辿り着いた。 でもやっぱり出発点はX-JAPANで。揺るがない事実で。 というわけでバラ色人生ズはX-JAPANのコピーをします!!! こんだけ前置き置いても通らないと思います>< ナカムラ PR |
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