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【2024/09/22 02:23 】 |
X-JAPANと春のそら
そもそも、エレキギターを始めたきっかけはX-JAPANだった。

X-JAPANというかX-JAPANを弾く純士だった。

純士は高校時代から仲いい奴で、自分の周りで唯一エレキを弾く奴だった。

正確に言えば、仲いい友達のうち唯一エレキを弾いていた奴だった。

俺はというと、アコギをチャラリーンとつまびく程度で

音楽は聴くもんさー、と割り切っていた。



あるとき、純士の家に泊まりに行った。

純士は姫路でも割りと田舎の方、しかも離れ的な家屋に住んでいた。

ダラダラしゃべったりしていると、ふと思い立ったかの様にギターを弾き始めた。

バックにX-JAPANをかけながら。

田舎(畑に囲まれ隣の家まで数百メートル)なのもあり爆音。

ギター、バックともに爆音、かつ上半身裸。

ナカムラ少年、それまでX-JAPANに対して、いいイメージがなかった。

たまにテレビでみる「クレナイダー!!」のイメージしかなかった。

しかし、しかし違う。否!

X-JAPANは案外メロディーのよい曲を書き、なおかつエレキギターはかっこいい!

そう感じたのがその夜だった。

ぼーっとしてるとエレキを弾くやつに物凄くおいてかれる。

色んな部分で遅れをとり、後年涙を呑むであろうことは必至。

純士の弾くSilent Jealousyを聴きながら、俺もエレキ買おうと思った。



2日後、それまで貯めた貯金を全額おろし楽器屋へ向かった。

この、思いつきから行動に移るまでの早さには賛辞を送りたい。

割と薄く広く趣味を持ってる俺にしては、奮発したもんだ。

当時は釣りやスケボーなんかも無難にこなしてた記憶がある。

いや、よく考えたらそれは中学時代の話だったような気もする。

あいまいな記憶なもんで、まぁどうでもいいか。



そんなこんなで楽器屋へ。

必死に集めた情報。純士や雑誌や他の友人からの情報。

当時はインターネットもまだ未発達で、俺も未発達だった。

一生懸命集めた情報の全てといえば

・フェルナンデスのギターは、そこそこの値段でまぁモノもそこそこ

・アンプはマーシャルのちっこいのがいい

・音を色々出したいならエフェクター、そしてマルチはお得

こんなもんだった。



楽器屋へ行き、ロンゲの兄ちゃんにその旨を伝える。

たしかカタチはとんがった感じのがいいと伝えた記憶がある。

未だに忘れられないのは、兄ちゃんの「アームはどうしますか?」の質問に

「黒いやつで!」と答えたこと。おそらくネックと勘違いしたのだろう。

今思い出してもふとんに頭を突っ込んで叫びたくなる。

そんなこんなで無事楽器を購入。



フェルナンデスのギター、ちっこいマーシャル、コルグのマルチエフェクター。

総額7万ちょいくらいだったか。

今なら7万あるなら、もうちょいいいギター買えよと思うが、まぁしょうがない。

当時の俺は7万で大きな夢と希望を買ったのだ。

夢や希望と書くと、大げさな・・・と思われるかもしれないが

当時の俺は本当にそんな感じだったはず。

それくらいX-JAPANや純士は輝いて見えたのだ。



そこからはエレキギターに一辺倒。

学校もさぼりさぼり練習した。ひたすらX-JAPAN。ひたすらSilent Jealousy。

たまに他の曲もやったような気はするけど、基本Silent Jealousy1本。

純士がhideパートをやってたので、俺はPATAパート。

俗にいうバッキング、地味な方だ。

基本16分オルタネイトでのミュートバッキング。地味だ。

地味だけど速くてジョッジョッいうからかっこいい。

ソロなんかはハモる部分もあり、そこはかとなくおいしい。

どれくらい練習したかというと2年くらいはずっとした。

もちろん途中で違う曲をはさんだりはしたけど、メインはこれ。

それくらいヘタで、それくらい難しく、それくらい楽しかった。



その後、バイトをして念願の2本目、WashburnのN-4、ヌーノ・ベッテンコートモデルを買った。

立派な部品がつき、立派な木が使ってあり、立派な値段がした。

初心者でもフェルナンデスとそれの音の密度の差は感じられた。

だが、残念なことに弾きやすいのはフェルナンデスだった。

慣れなのか、偶然マッチしたのかはわからないけどフェルナンデスだった。

結果論からいけば、今10数本ギターを持ってみて、

やはり一番弾きやすいのはフェルナンデスかもしれない。

テレやアイバニーズも弾きやすいが、彼には叶わない。気がする。

肝心のフェルは、友達に貸し出して確かめることができないのだ。



何らかの趣味を持ってる人は「もし○○をやってなかったら、俺はなにを趣味にしてんだろう」と考えることがあると思う。

俺もある。何度もある。1人で考えることもあれば、

話しの流れでそんなテーマが打ち出されることもある。

何をするかはわかんないけど、とりあえずギターをやるのは必然だろう。

例え純士がいなくても、どこかでギターに魅了されてたことだろう。

結局そんなもんなのだと最近は思ってる。

ある意味、諦めの境地かもしれない。

もちろんそれは苦しいことでも悔やむべきことでもないけども。



最近さっぱり芳しくないX-JAPAN。

でもいいのです。X-JAPANはそれでいいのです。

昔のようにすごく興奮することはないけども、

ライブを観て鳥肌するくらいは好きだ。

間違いなく俺のルーツはそこにある。

その後、パンクを通り、HR/HMを通り、POPSに帰り、R&Rに辿り着いた。

でもやっぱり出発点はX-JAPANで。揺るがない事実で。







というわけでバラ色人生ズはX-JAPANのコピーをします!!!






こんだけ前置き置いても通らないと思います><




ナカムラ
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【2009/05/09 14:07 】 | G&Cho:ナカムラ | コメント(0) | トラックバック()
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