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が、好きなナカムラです。
文章といっても好みはありますが、色々と読みます。 家の棚には本が300冊!とか立派なものではなく、 目に留まるところに文章があれば、読みます。 本ならできるだけ1日で読みきります。 たまに発見する「読まずにはいられないBlog」も過去分いっきに読みます。 最近読んだBlogの中でベストヒットは、 Black Steel Rebelのベーシスト タケウチさん著「とんかつ手榴弾」です。 まずタイトルがそそられます。 おそらく日本広しと言えど、とんかつと手榴弾を同列に並べたのはタケウチさんが初でしょう。 他の国にとんかつがあるのかどうかを考えると、もしかしたら世界初かもしれません。 この語彙に関してはBlogのトップに書いてあるので、気になった方は読んでみてください。 さてさて、そのとんかつ手榴弾なんですが、とてもおもしろいんです。 語句も去ることながら、言葉のチョイスやバランスが抜群です。 爆笑的なおもしろさではなく、ふふふっ位の笑いがちりばめられてます。 小気味よくサラサラと読めてしまう文章です。まるでお茶漬け。 そして何より、文章の重さの抜き方が上手だなと思います。 脱力が上手な文章は、どれだけ読んでも心地よいのです。 以下、最新記事の出だしを抜粋します。 Is this a pen? (これはペンですか?) No, this is Tom. (いいえ、これはトムです。) しかし俺は竹内です。フロンガスは使用しておりません。 こんな文章、とても自分じゃ考え付きません。 無粋になることは避けたいので解説は省略しますが、感服した一文です。 おすすめなのでぜひ読んでみてください。 あ、ちなみに転載は無許可です。 もう1例、自分の震えてしまった文章を抜粋しますが、こっちはバレると本格的にまずいので、一部伏字かつ出典は省きます。 ○○の要求は、たるんだ警察機構に活を入れるために、警視総監と直談判するという些細な(しかしながら難易度の高い)願いだったのだ。総監宛に何度も手紙を書いたが、無視されたために実力行使に及んだのだと言う。目的に対して手段が過激すぎるし、いかなる理由があろうとも、暴力でもって己の要求を通すのは犯罪である。 かっこがきの部分や「いかなる理由があろうとも」にセンスを感じます。 一切過不足がなく、そこにそれがあるだけで、直接的で荒々しい文章が人間味を帯び、リズミカルになります。 プロの仕事とはこういうものなのか、と。 たまに歌詞を書くと、あーだこーだで一生完成しない自分の無力さを嘆きながら寝ることにします。 おやすみなさい。 PR |
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